自然科学系の学生にも人文社会科学の知識を学ぶ必要が生じることは在学中にも,卒業後に社会に出てからもしばしばあると思われる。そのときに最低限必要な「人文科学を学ぶための技術」として「テキスト(本や論文)を読む」ことと「テキストから学んだことを文章にまとめる」ことを,実際のテキストを読み,レポートを書くことを通じて学ぶ。

物体の運動や電磁気現象,熱現象の基本原理と法則について,講義,演習,実験を通して学習します。とくに,これらの現象に関わるエネルギーと,身の回りの自然現象や日常生活における科学技術との関係を,具体例によって理解します。

ここで学ぶ考え方や手法は,物理学の基礎としてだけでなく,化学や生物学,地学など,他の自然科学の基礎としても活用できます。複雑で応用的な課題に対しても,原理をたどれば物理学的な知識が役立つことが少なくありません。数式や計算,実験データの処理法なども,さまざまな分野に共通して重要です。

この授業では,こうした素養をより効果的に身につけるためにも,グループでの演習や実験を交えた能動的学習(アクティブラー ニング)が重視されます。Moodle サイトは授業内外の学習支援のために使用されます。