身近な自然現象に関わる物理法則と,物質の性質を特徴づける物理量について,実験による測定・観測とその処理を通じて具体的に学習します。

実験テーマは,力学,波動,物性,熱力学,電磁気学の中から,測定原理と測定量との関係が比較的直接的であるものや,身近な現象や技術的応用において重要であるものが選択されています。したがって,物理学にあまり馴染みのない場合も,測定対象そのものの学習だけでなく,測定結果の処理やレポート等における表現,応用的意義の学習などに十分に取り組むことができます。とくに,学習・研究全般において重要となる実験データの処理や表現の方法については,表計算ソフトやワープロソフトの使用法とあわせて十分に習熟することができます。

実験は,準備,測定・観測,処理,考察・報告を通して,4〜6名のグループによる能動的な学習(アクティブラーニング)により行います。また,授業内外の学習支援のためにMoodleを使用します。