コンピュータを利用して,学習・研究であつかわれるさまざまなデータを適切に処理する方法を,実践的に身につけます。とくに,数値データを線型モデル(回帰分析や分散分析など)によって統計処理する方法について演習します。

このコースでは,はじめにOSの基礎的操作法やオフィスソフトの効果的な活用法など,分野・場面を問わず求められる情報リテラシーの基礎を確認します。授業全体を通して簡単なプログラミングにも触れ,コンピュータをより効率的に活用する方法についても概略を理解します。コースの大部分は,とくに生命科学分野の学習・研究で重要となる統計データ処理について,推測統計学の導入から線型統計モデルの応用までを演習します。これらは,将来より複雑・発展的な統計処理を行う際の準備のために活用することができます。

授業は3,4名程度のグループを単位として行い,相互評価(ピアレビュー)やディスカッションなどを通じた能動的学習(アクティブ・ラーニング)により,実践力や汎用的能力を養います。また,授業内外の学習支援のためにMoodleを使用します。